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ギリシャ神話が予言した(?)コンピューターウイルス
「トロイの木馬」というギリシャ神話をご存知ですか? ――10年にわたりギリシャ軍とトロイ軍が戦いを続けてきたある日のこと、ギリシャ軍は巨大な木馬を残して全軍が退却していなくなってしまいました。トロイ軍はついに勝利したのだと思い込んでしまい、残された木馬を戦利品として城内に運び入れ、盛大に勝利を祝いました。しかしその木馬にはギリシャ兵が隠れ潜んでいて、トロイ軍が寝静まった夜、木馬からギリシャ兵が出てきて、城内からトロイ軍を総攻撃してトロイは滅亡してしまった、というストーリーです。
これはそっくり現在のインターネットの世界にあてはまるのです。
悪意のあるプログラマー軍と一般パソコンユーザー軍は長い戦いを続けてきました。しかしある日のこと、プログラマー軍は動画ソフトを残して全軍が退却。一般ユーザー軍は油断してその動画の再生ボタンを押してしまい、小さなプログラムが自らのパソコン内に秘密裏に入り込んできてしまいました。その小さなプログラムこそ「トロイの木馬」と呼ばれるもので、そのまま4時間たつと自動的にパソコン内にある個人情報を全て盗み出し、そのパソコンを完全に壊してしまう仕掛けが施されたものだったのです。よくニュースなどで耳にする「コンピューターウイルス」もこのような不正プログラムになります。
あなただけにとどまらない集団感染の危険
では、そもそも「ウイルス」とはなんでしょうか。経済産業省が定義しているウイルスとは、「自己伝染機能」「潜伏機能」「発病機能」のいずれかに該当するものとしています。
「自己伝染機能」とは、文字通りパソコン内で自分を増殖させ、他のパソコンに伝染しようとする機能。生物界のウイルスも同様で、他の生物の細胞内に感染して初めて増殖することができるようになります。あなたのパソコン内に侵入したウイルスが増殖してしまい、メールやCDなどでデータをやり取りしているうちに、家族や友達など周囲の大勢のパソコンに感染させてしまうことも起こりえます。
「潜伏機能」も生物界のウイルスと同様で、「インフルエンザ」で1〜3日、「みずぼうそう」や「おたふくかぜ」が2〜3週間、長いものだと数年〜数十年という千差万別の潜伏期間がありますが、パソコンの場合の潜伏期間はプログラム次第です。
ウイルスというくらいだから発病もする
3つ目の「発病機能」が実害となります。パソコンでは、データを破壊したり、急に動きが遅くなったり、あるいは勝手に遠隔操作をされてしまうなどその症状はウイルスによってさまざま。人が感染するウイルスと同じように、コンピューターウイルスにもワクチンがありますが、新しいウイルスに免疫を持つワクチンを作り出すには時間がかかって、致命的な被害を受けたりする場合もあります。でも、できればそんな被害とは無縁でありたいもの。それにはやはり事前に対策が欠かせません。では、その対策を怠った場合、具体的に何が起きるのでしょうか?
ウイルスの被害は実際に遭ってみないと気づかないものですが、最近は被害にあったことすら気づかない場合も多くあります。次のコーナーでは「あっと!ぷらら」編集部自ら、コンピューターウイルスの被害にあってみました。必見ですよ。でも、絶対にまねはしないでください。
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